
WEBサイトを作成するにあたりパソコンは必ず必要です。新品・中古品を含めたくさんのパソコンが販売されていて、どれを購入したらいいか迷いませんか?予算に余裕がある場合は新品を購入すればいいですが、10万円以上の金額は私のように予算に余裕がないものにとっては死活問題です。
そこで今回は予算を3万円に設定して、作業に支障のないパソコンを選ぶ方法を紹介します。これからパソコンを購入される方や買い替えを検討されている方は参考にしてください。

3万円でも快適に利用できるパソコンは用意できます。
パソコンを購入する前に確認

Windows10以降のOSを搭載しているパソコンをお持ちの方は、無理に買い替えを行う必要は全くありません。今後の記事の内容を確認しながら作業が可能かどうか確認されてから検討されることをオススメします。WEBサイトを作成するだけの場合は、インターネットが使えてキーボードやマウスが正常に動作すれば大抵のパソコンで作業できます。
1点注意していただきたいのですが、サポートの切れたOS(Windows7など)を使用するのは止めましょう。また、Windows10が搭載されていてもしばらく使っていなかった方はバージョンが古くサポートが切れている可能性が高いです。その場合は、Windows Updateで最新の状態にしてから使用しましょう。

無理に買い替える必要はありませんよ
今回の記事の内容について

今回は費用を抑えることがテーマですので、中古パソコンを購入することを前提にお話しいたします。中古パソコンは費用を抑えられますが、破棄せず再利用することでCO2削減効果をもたらすことになります。
中古パソコンを購入する際に確認すべき項目として「パソコンの種類」「中古品購入前に確認すべきこと」「OSはどれがいいか」「WEBサイトを作成するために必要な性能・スペック」の4点についてまとめます。
ド素人の中年にオススメされても不安しかないと思われるかもしれませんが、私は過去に会社員として中古パソコンの販売業務に携わっておりました。その経験をもとにお話しいたしますので、購入前の参考になれば幸いです。

一番初めに購入したパソコンは新品ですが、その後は中古品を使用しています。今のパソコンは3年ほど使用していますが問題なく動作しています。
パソコンの種類はどれがいいの?

パソコンには種類があり大きく分けると、持ち運びが可能な『ノートパソコン』、本体と液晶が分かれている『デスクトップパソコン』、本体と液晶が一緒になった『液晶一体型パソコン』があります。
基本的にはどの種類のパソコンを使用してもWEBサイトは作成できますがんが、これからパソコンを準備する方で自宅や会社など特定の場所でしか使用されない場合は、本体と液晶が分かれているデスクトップパソコンがオススメです。
理由は『液晶サイズを自分で選択できる』ことと『拡張性が高い』からです。

持ち運びされる方は新品のノートパソコンを選択しましょう。中古品の場合バッテリーが劣化していることが多いためあまりオススメしません。
オススメの液晶サイズ
本体と液晶が分かれているデスクトップパソコンは、本体と液晶をつなぐ端子(D-subやDVI、HDMIなど)が同じであればメーカーをそろえる必要はありません。
液晶を選ぶ際には「画面サイズ」と「解像度」を確認しましょう。一般的には小さな画面よりも大きな画面のほうが見やすく作業がはかどります。さまざまな大きさ・解像度に対応している液晶が販売されていますが、私のオススメは解像度がフルHD(1920×1080)に対応している22型(22インチ)前後のワイド液晶です。
拡張性が高いとは
デスクトップパソコンには、本体と液晶を接続する端子を増設することが可能です。 古いパソコンや特定の機種には追加出来ない場合もありますが、グラフィックボードというパーツを取り付けて一つの本体に対して液晶を二つ接続できます。 「デュアルディスプレイ」または「デュアルモニター」といった使い方です。
デュアルディスプレイは、私のようなWEBサイト作成未経験者・初心者の方には非常に便利な使い方です。 例えば一つの液晶にWEBサイトを構築させるためのツールを表示させ、もう一つの液晶には分からないことを調べるためのブラウザーを表示させて調べながら作業を進めることができます。
一つの画面でこれらの作業を行う場合は、表示を切り替えながら操作しなければいけませんが、2画面の場合は切り替える必要がありません。これが想像以上に便利なんですよ。

デュアルディスプレイは非常に便利な使い方ではありますが、3万円以内で全て用意するのは難しいため予算と相談してください。
ストレージが新品かどうかの確認

数年前まではHDD搭載製品が主流でありましたが、近年ではSSD搭載製品が主流です。 これらはストレージと言われるパーツで、パソコンのデータなどを保管する大切な場所です。今中古パソコンを購入する場合は、SSDに換装されている商品を選びましょう。
SSDの利点は、従来のHDDより壊れにくく、さらに読み込み速度が大幅に向上していることです。読み込み速度が大幅に向上すると「電源ボタンを押してからOSが起動するまでの時間が早くなったり」「ネットがサクサク動くので閲覧が快適になったり」と、よりスピーディーに作業を進めることができます。
SSDの欠点としては、HDDと比較すると値段が高いことです。ですので、パソコン本体には低用量のSSDを選択して、クラウドサービスなどを活用するようにしましょう。クラウドサービスに不安がある方は外付けの機器を検討ください。 ちなみにWEBサイトを作成する用途であれば、SSDの容量は240GB前後のもので十分です。

USBに直接接続できる外付けSSDなども販売されています。容量が少ないと感じた場合は他のサービスや外部機器をうまく使いましょう。
OSは何がいいか

費用を抑えることがテーマのため今回はWindowsOSをオススメします。2022年4月現在では最新OS「Windows11」搭載製品が発売されており、Windows10のサポートが終了する2025年10月14日以降は、Windows11を使用することになります。
ですが、2023年10月頃(サポートが切れる2年くらい前まで)までに中古パソコンを購入する場合は、Windows10が搭載されている商品を選択しましょう。 理由は、最新OS搭載製品は非常に値段が高いため、コストを抑えるためにはWindows10搭載製品が必須です。
Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングなどのショッピングサイトでは、 Windows11を搭載した安価な中古パソコンが販売されていますが、それらはMicrsoft社が発表しているWindows11の必要スペックを満たしていないものが大半です。
Windowsのライセンスが認証されている場合でも、今後も継続して利用できるかどうか、またアプリやソフトとの適合性も不明なため購入はオススメしません。もし、Windows10ではなくWindows11を購入する場合は、新品または必要スペックを全て満たすパソコンどちらかを選択しましょう。
今回オススメするWindows10搭載商品は、サポート終了までの限定的な使い方になりますが、費用は大幅に抑えることができます。 サポートが終了した後は、Windows11の必要スペックを満たす中古品または新品を購入しましょう。その時になると状況が変わりWidows11の必要スペックを全て満たす中古品がお手頃価格で販売されているかもしれません。

2023年10月以降は予算との兼ね合いが必要ですが、サポート期間が2年を切るためWindows11が望ましいです。
スペックについて

スペックで確認すべきところは「CPU」「メモリ」「ストレージ」の3点です。用語の意味や役割の説明は省略しますので、気になる方はインターネットでご確認ください。
CPUについて
費用を抑えつつある程度快適に使える作業環境を構築するには「intel Core i5」プロセッサー搭載商品がオススメです。 CPUには世代があり、新しくなるほど価格は高くなります。最新世代のintel Core i5プロセッサー搭載商品は10万円以上することが多いため予算をオーバーしてしまいますが、旧世代のCPU搭載商品でしたら比較的安価な値段で購入できます。
具体的な世代をいうと、第2世代~第4世代くらいのCore i5プロセッサー搭載商品ですと、お手頃価格で販売されていることが多いです。世代の確認の仕方について下記を参考にしてください。


上記の内容は本体と液晶が分かれているタイプのデスクトップパソコンについてのお話しです。それ以外の種類の場合は、異なってきますのでご注意ください。
メモリについて
メモリは最低限8GBは必要です。予算に余裕がある場合は16GBに増設されることをオススメします。ただしパソコンには増設可能なメモリの容量があらかじめ定められています。自分でメモリの増設を行う場合は購入するパソコンが16GBの増設に対応しているかどうか確認しましょう。

メモリについてはオプションで増設対応していることが多いです。予算に余裕がある場合は16GBへの増設もご検討ください。
ストレージについて
ストレージには大きく分けて「HDD」と「SSD」2種類あります。これからパソコンを購入する場合は「SSD」搭載商品を選択しましょう。 SSDについては上記の「ストレージが新品かどうかの確認」にて利点を少し紹介しています。ご参照ください。

HDDとSSDでは作業スピードが大幅に変わります。買い替える場合は主流のSSDを選びましょう。
まとめ
費用を抑えて作業に支障のないパソコンを用意する場合は、本体と液晶が分かれているタイプのデスクトップパソコンがオススメです。本体・液晶・周辺機器全て購入しても3万円以内で用意できます。初期費用を抑えて副業を成功させましょう。

ショッピングサイトでは定期的にポイントアップやセールが開催されています。それらのイベントを利用すればさらにお得に購できます。こまめにチェックしてみましょう。
コメント